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【図解】香りの比較 オレンジ、レモン、ライム 柑橘系 (初心者向け)
柑橘系の成分
柑橘の香りの差を決めるのは、
1~2割の香り成分です。
オレンジ、レモン、ライムなどの
柑橘系において、
最も多く含まれる香り成分はリモネンです。
リモネンは8~9割を占めており、
残りの1~2割の香り成分が
オレンジらしさや、レモンらしさを決めます。
オレンジとレモンには同じリモネンを
多く含んでいますが、
オレンジとレモンは違う香りがします。
つまり、残りの1~2割の香り成分の影響が
大きいことがわかります。
野球の例
9人の野球チームを例にした場合、
野手がリモネンであり、
ピッチャーがオレンジやレモンらしさを
決める香り成分のようなものです。
- 野手 =リモネン
- ピッチャー =残りの香り成分
ピッチャーには右投げもいれば、
左投げもいます。
三振でアウトをとるピッチャーもいれば、
打たせてアウトをとるピッチャーもいます。
そのため、ピッチャーによって、
チームカラーがでます。
柑橘系の香りも同じように、
残りの1~2割の香り成分で
オレンジらしさ、レモンらしさが決まります。
香り成分の違い
参考までにですが、
それぞれの特徴のある香り成分を
以下に示します。
- オレンジ :デシルアルデヒド、オクチルアルデヒド、リナロール、シトラール、ナリンジン
- レモン :シトラール、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、リナロール、ゲラニオール
- ライム :シトラール、アンスラニル酸メチル、ビサボレン
- グレープフルーツ:ヌートカトン
まとめ
オレンジ、レモン、ライムなどには
リモネンが8~9割含まれ、
残りの1~2割の香り成分が
香りの特徴を決めます。