目次
【図解】香りの正体 香り成分の集まり (初心者向け)
香りの正体
香りの正体は、化学物質です。
水、酸素も化学物質です。
香り成分は40万あるといわれています。
身近な例として以下があります。
- エタノール:お酒や消毒液のにおい
- 酢酸 :酢の物のにおい
- 塩素 :プールのにおい
香り成分はひとつだけでも香りますが、
いろんな香り成分が集まることで、
特徴的な香りが完成します。
香料で使われる香り成分は
有機化合物といわれています。
例:エタノール、酢酸
(有機化学については別の機会に解説します。)
オレンジの例を以下に示します。
オレンジの香り
オレンジの香り成分があるのではなく、
香り成分A、B、C……と合わさって、
オレンジの香りになります。
(オレンジ、レモン等の柑橘類の比較は別の機会に解説します。)
香りと香り成分の関係を料理と野球の例で
解説します。
料理の例
砂糖、塩、酢、しょうゆ、みそ、酒等を
うまく混ぜることと似ています。
砂糖や塩が香り成分にあたります。
野球の例
香りはチームで、香り成分が選手です。
いろんな選手が集まって、
チームカラーがでます。
まずは、以下のような選手がいるチームは
そこそこ強そうです。
少し、空振りの多い選手が集まると
ユニークなチームになります。
もし、捕球ミスが少なくて、
レーザービームのように送球が良い選手が多いと、
失点を抑えることができ、
守備力が高いチームになりますね。
もしくは、失点したとしても、
連打、長打が打てる打者がそろっていると、
すぐに点を取り返すことのでき、
攻撃力が高いチームになりますね。
選手ひとりひとりが香り成分です。
チームが選手によって成り立つように
香りも、香り成分によって決まります。
香りの場合、9人チームではなく、
数十人~数百人の球団のイメージです。
バナナの香りは200種類以上の香り成分
によってできています。
200種類以上ありますが、
香りの成分ごとに入っている量は違います。
バナナらしさを決める香り成分が
いくつかあり、残りはほとんど微量です。
(バナナの代表的な香り成分は別の機会に解説します。)
まとめ
香りの正体は化学物質であり、
主に有機化合物です。
香りはいろんな香り成分から
成り立っています。