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【図解】溶剤とは 溶媒・溶質・溶液の違い (初心者向け)
溶液・溶媒・溶質の違いを以下に示します。
- 溶媒:溶質を溶かすのに用いた成分
- 溶質:溶かされた成分
- 溶液:溶質+溶媒(溶剤)
溶媒=溶剤です。
例として、身近にある砂糖水で解説します。
砂糖水
- 溶媒:溶質を溶かすのに用いた成分→水
- 溶質:溶かされた成分 →砂糖
- 溶液:溶質+溶媒(溶剤) →砂糖水
水に砂糖を溶かすと砂糖水ができます。
次に香水の例をみてみましょう。
香水
- 溶剤:水とアルコール
- 溶質:香料
- 溶液:香水
水とアルコールに香料(フレグランス)を
溶かすと香水ができます。
溶媒と溶剤は同じ意味で使われます。
理科や化学では「溶媒」と使うことが多いですが、
香料の世界では「溶剤」で会話をしています。
香水の水とエタノールと香料の比率については
以下の記事を参考にどうぞ。
溶剤の例
香料の世界でよく使われる溶剤の例を示します。
フレーバーでよく使われる溶剤
- 水
- エタノール(エチルアルコール)
- プロピレングリコール(PG)
- グリセリン
- トリアセチン
- 油脂類
フレグランスでよく使われる溶剤
- クエン酸トリエチル(トリエチルシトレート)
- ジプロピレングリコール(DPG)
溶剤に求められるポイント
- 安価
- 香り成分が溶けやすいこと
- 無味無臭
- 毒性が無いこと
- 適度に常温で気体になること
- 適度に香り成分を保持すること
まとめ
- 溶媒:溶質を溶かすのに用いた成分
- 溶質:溶かされた成分
- 溶液:溶質+溶媒(溶剤)