目次
【図解】香料について メリット4 マスキング ~好ましくないにおいを隠す~
「メリット 追加・付加」の続きになります。

香料の目的 メリット
- 強化
- 補填
- 追加・付加
- マスキング
今回はマスキングについて解説します。
マスキング ~好ましくないにおいを隠す~
原料そのものに好ましくないにおいがあったり、
加工する途中で、どうしても
発生してしまうにおいがあったりします。
その好ましくないにおいに
香料を加えることで、隠すことができます。
例えば、トイレの芳香剤があります。
芳香剤
トイレの嫌なにおいを
より強い香りを広げることで、
嫌なにおいを感じさせにくくしています。
嫌なにおいを消しているわけでないですので、
実際は、嫌なにおいも存在しています。
ただ、強い香りの方を感じているため、
嫌なにおいを感じていないだけです。
消臭は嫌なにおいをキャッチし、
においが広がるのを防ぎますが、
マスキングはかぶせるイメージです。
基本的には、香りの量が多ければ、
香りは強く感じるのですが、
実は、香りの量が少なくても、
人間が強く感じてしまう香りもあります。
薬
薬の好ましくないにおいを隠し、
飲みやすくするために香料を
加えることがあります。
薬 + フレーバー
→ 赤ちゃんや幼児にとって飲みやすい薬
薬には好ましくないにおいや味が
あることが多いです。
薬を飲めば、病気を治ると知っている場合は、
においがきつくても我慢して飲みます。
しかし、赤ちゃんや幼児はそうはいきません。
とても素直ですので、においのきつい薬を
口に入れるとすぐに吐き出してしまいます。
そこで、フレーバーを加えることで、
好ましくないにおいを和らぐことで、
薬を飲みやすくすることができます。
これで、赤ちゃんや幼児も元気になりますね。
まとめ
以上、4回に分けて香料の目的・メリットを
4つを解説しました。
- 強化 ~より香りを強く~
- 補填 ~失われた香りを補う~
- 追加・付加 ~新たに香りを加える~
- マスキング ~好ましくないにおいを隠す~


