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【図解】香料を使う理由3 追加・付加 (初心者向け)

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こんにちは、香料業界で10年以上働いているピンフです。

香料を使う理由は何でしょうか?

これまで強化と補填(ほてん)を説明しましたが、今回は3つ目の理由、追加・付加について見てみましょう。

  1. 強化     :より香りを強くします
  2. 補填(ほてん):失われた香りを補います
  3. 追加・付加  :新たに香りを加えます
  4. マスキング  :好ましくない臭いを隠します

 

追加・付加 ~新たに香りを加える~

商品そのもの自体には香りはなくても、新たな香りを加えることで、香りを豊かにさせます。

食品と日用品のどちらにもよく使われています。

まずは、食品の場合から見ていきましょう。

無果汁ジュース

コンビニやスーパーで、果汁0%のジュースを見つけることができます。これにはフレーバーが大きく役立っています。

砂糖水にオレンジフレーバーを数滴いれて、オレンジ色の色素を加えると、果汁を使っていないのに、オレンジジュースになります。

砂糖水 + オレンジフレーバー + 色素

→ 無果汁オレンジジュース

※色素(しきそ):色を付ける材料

同じように、砂糖水にグレープフレーバーを加えて、紫色の色素を加えると、グレープジュースになります。

砂糖水 + グレープフレーバー + 色素

→ 無果汁グレープジュース

フレーバーフォーター

フレーバーウォーターとは、フレーバーを加えますが、色素を加えない飲み物です。

ピンフ
ピンフ

最近、流行っており、見た目は透明な水です。

砂糖水にオレンジフレーバーを加えて、無色透明なオレンジジュースになります。

砂糖水 + オレンジフレーバー

→ 透明な無果汁オレンジジュース

フレーバーをグレープフレーバーに変えたら、無色透明なグレープジュースになります。

砂糖水 + グレープフレーバー

→ 透明な無果汁グレープジュース

見た目は透明ですが、あたかも果汁ジュースを飲んでいるような感覚になります。

そのため、美味しさと意外さのどちらも楽しむことができます。

ピンフ
ピンフ

外国人が水と間違えて買ってしまい、飲んで驚くこともあるそうです。

フレーバーアイス・フレーバーシロップ

バニラアイスに本物のミントは入れずに、ミントフレーバーを加えることで、ミントバニラアイスになります。

バニラアイス + ミントフレーバー

→ ミントバニラアイス

また、シロップにイチゴ果汁は入れずに、ストロベリーフレーバーを加えるとイチゴシロップになります。

かき氷シロップ + ストロベリーフレーバー

→ イチゴかき氷

(ストロベリーフレーバーはイチゴ本来の香りではない!?こちらが気になる場合は以下の記事をどうぞ)

strawberry【図解】イチゴの香りはイチゴではない? ファンシーフレーバーとは?

次に、日用品の場合を見てみましょう。

 

洗剤

洗剤の洗剤能力に、例えば、花の香りを加えることで、服を着た時に花の香りを楽しむことができます。

洗剤成分 + フレグランス

→ 服を着た時によい香りがする洗剤

 

香水

水とアルコールにフレグランスを加えることで、香水になります。

ピンフ
ピンフ

まさに香料が主役の商品です。

水 + アルコール + フレグランス

→ 魅力的な香水

 

ガス

危険を知らせるために、香料を使用することがあります。
※香料業界では付臭(ふしゅう)と言います。

プロパンガスや都市ガス自体の香りはそれほど強くありません。そのため、ガスが漏れた時に気がつかずに火をつけてしまうと、引火してとても危ないです。

そこで、すぐにガス漏れを気が付けられるように、人間が感じやすい香りが加えられています。

ガス + フレグランス

→ すぐに気が付く匂いのあるガス

この時の人間が感じやすい香りは、匂いと言ったほうが良いかもしれません。

ピンフ
ピンフ

人が嫌だと感じるにおいです。

(きつい香りの成分については別の機会に紹介します)

 

まとめ

香料を使う3つ目の理由

  • 追加・付加  :香りがなかったものに新たに香りを加える
  • 危険を知らせるために、ガスに香料を使用する

 

次は、「マスキング」について解説します。

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